K.H.D



 
     
 

 
F.U.J







R.R.I

 敷地は平坦であるが、南西側に傾斜地があり見晴らしがよく、将来に渡り民家の建つ事の無い雑木林が続く緑豊かな住宅地である。また、変形地で間口は狭いが隣地の駐車場とつながっておりまったく狭さを感じさせない。


 住宅部分は総2階とし、車庫の上は木格子で囲まれたバルコニーとした。1階に主寝室・子供室・浴室・洗面所、2階に居間・食堂・台所とした。

 台所に立てば、居間越しに見える窓から雑木林の木漏れ日と緑が目を休め、食堂からつながる12帖のバルコニーが開放感を与えて心を癒してくれる。ここが住宅街とは思得ないほど自然に包まれた空間に仕上げた。

 主寝室から伸びる木橋は、陽射しのつよい日に雑木林でお気に入りのいすを持ち出して涼むもよし、小鳥の餌台を置いて餌付けするもよし、ここは住人に自由に考えてもらうことにする。


 床面積は、住宅部分30坪、車庫6坪、バルコニー6坪である。3人家族には十分な広さである。



 S.R.I


 R.T.Y


 K.N.H



緑風の家

 
敷地は、札幌郊外の雛壇状の住宅地にあり、西側は遠く手稲山まで見渡す見晴らしのよい立地である。東側は道路が走り、南側は1.5mの擁壁があり、北側は近接して隣家が建つ。

 東側の8.1mx2.1mの開口部と北側の申し訳程度の開口部は、柔らかな光とプライバシーを確保するためフロストグラスとし、南側には一切開口部を設けなかった。2階リビングの椅子に腰掛けてみれば、夏には壁一面の緑の窓。冬には落葉樹の枝越しに見える藻岩山と、薪ストーブの暖かな温もり、時よりはじける薪の音と揺らめく炎の明かりが一日を癒してくれるだろう。

 隣接して雑木林があり、秋にはかなりの量の落ち葉が舞うこの敷地に、無落雪では屋根の清掃が煩雑になるため、フラットルーフを採用した。

 浴室は隣地からの視線を気にすることの無い西側1階に設け、庭と一体となるよう1.6mx1.6mの大きな窓とした。

 間取りは、建具を極力避け開放的な空間とし、寝室とトイレだけに引き戸を採用し普段は開けていられるように計画した。脱衣兼洗面所にも建具を設けず、来客時のためにロールカーテンを天井に埋め込むことで対応した。

 床面積で約34坪と決して大きな建物でも豪華でもないが、二人暮らしには十分な空間と居心地良さを約束してくれるだろう。